会社退勤後に、文房具屋さんに立ち寄った時のこと。
場所は、駅近くのにぎやかな通りから入った路地裏。暗がりに光る物体。台湾では珍しい「自動販賣機(自動販売機)」でした。
何が売っているのでしょう？
自動販売機の商品サンプルを見ると、右上の黄色いラベルのは「蘋果西打(アップル・サイダー)」。台湾で、ポテトチップスやフライドチキンを食べる時にいっしょに飲んだり、バーベキューでは必ずと言っていいほど出現するポピュラーな炭酸飲料です。
自動販売機には、ジュース、清涼飲料、炭酸飲料、コーヒーの類ばかりかと思いきや、左下に横に倒して寝かせているのは、真空パックの「紅豆(あずき)」です。175元(日本円で約700円)。いい値段しますね！
右下の「韓國海苔(韓国のり)」は20元(日本円で約80円)。
その左隣には、おもむろに袋入りの「炸醬麵(汁無しの和え麺(日本語での通称はジャージャー麺))」。ここにはお湯もないですが、袋入りなので、家に帰って食べる用ですね。それなら値段の高い自動販売機でなく、スーパマーケットなどで買えるので、あまり売れそうにない気がします。この自動販売機の中の商品のどれかとセット買いするお客さんをねらって、袋入り麺を売っている？どれとのセット買いをねらっているのか、考え込んでしまいます。
この「袋入りジャージャー麺」は、どれとのセット買いをねらってるんやろ？この問題は難しい。左隣に寝ころがっている「あずき」とのセット買いは、ありえへんやろうし…。
韓国のりの上には、なぜか「きのこの山」。72元(日本円で約290円…高い〜！)
そして、極めつけは…
ネスカフェのラテと韓国の缶ジュースの間に、なんと、「味塩こしょう(お得用サイズ400g」が売っていました！しかも、この「味塩こしょう」、この自販機の一番いい位置を陣取っています。たぶん、これが一押し(イチオシ)か？！ なんてったって、「ひと振り 3役(野菜炒め、ハンバーグ、チャーハン)」。
全部、日本語で書いていますが、この「味塩こしょう(お得用サイズ400g」は、台湾のスーパマーケットでもよく見かける商品なので、特に何者(何物)なのかは説明不要のようです。
その上下にはMILOとグレープ・ジュース。
かなりシュールな光景…。規則性が読めないだけに、自由な発想を楽しませてもらいました。
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